寒さを感じるようになり、一年前のことをよく思い出します。
高校受験を前に、娘も私も焦りがつのってきたころでした。
去年の手帳を見返すと、登校した娘が腹痛になり迎えに行ったとか、吐き気と頭痛で休んだ、など体調が悪い日が増えたこともわかります。
そんな中でも自ら塾に行きたいと言い、12月1日に二人で面接に行き、その場で通塾を決めました。
『不登校×高校受験 Part1』にも書きましたが、最初の受験校を決定する直前のテストでは5教科の合計点が37点(250点満)だったのが、1月の入試直前模試では61点にまで上がりました。もちろん、点数的にはものすごく低いですが、小学卒業レベルだった娘からすると、努力の結果だったと思います。
それでもやはり、希望校にはひとつも合格をいただけず、一番最後に受ける気がなかった高校を受験し合格をいただきました。
結果は娘の望んだものではなかったかもしれませんが、きっと今の高校にご縁があったのでしょう。
入学して半年ちょっとの間にも友人関係でいろんなトラブルがありました。
「もう無理。辞める。」
と言ったことも何度もあります。
どうしてもきつくてお休みした日もありました。
それでも、休んだ翌日には登校しています。
こうやって頑張ることができるのは、やはりあんなに大変な思いをして入学した高校だから、というのもあると思います。
そして「高校」ではなく、「その先」(進学)を見据えることができているからだと思います。
だから、簡単に辞めたりせずに、本人なりに考えて、色んな友人間のトラブルや体力的にきつい行事、学習も乗り越えていっているのです。
受験勉強は、たとえその結果が望んだものでなくても、その経験がその子のをたくましくし、自分の人生を考えるよい機会にもなるのだと思います。
いまのところ、進学を考えている娘ですが、
自宅学習はほとんどしていません。
高校受験の二の舞にならないように、そろそろ・・・と願ってはいますが、日々成長している娘を見ていると、不思議と
この子の将来は大丈夫
と思えてくるのです。