『タイミングを逃さない』
これはとても大切なことです。
子供が手を伸ばしてきた時に
その手を握ってあげないと、
あとから手を差し出しても
子供はその手を握ってくれない
のです。
何か相談したいとき、愚痴を言いたいとき、心配なことがあるときなど、子供は親に助けを求めて手を伸ばしてくるときがあります。
でも、ついつい自分の都合でその手を握らず、あとになって何だったの?と手を差し出してみる。
でも、その時にはもう遅いのです。
子供は違う方向を向いていて、親が差し出した手なんて必要としなくなっているのです。
そういうちょっとしたタイミングの遅れが、少しずつ子供の心に蓄積し、親に対する不信感がつのっていくのです。
昨日の夜、バラエティ番組を見ながらゆっくりしていた私に娘が何か話しかけてきました。
「ねぇママ。〇〇〇〇なんだって。」
ちょうど、興味のある内容のときだったので
「え?ごめん、ちょっとまって!」
と答えてしまい。ハッとしてテレビの音を下げ
「ごめん、なんだって?」と
と聞き返しました。
でも、もうすでに遅かったのです。
「いや、もういい。」
「ごめん!聞こえなかったもん。」
「2回も言ったし。もうめんどくさい。」
というやりとりになってしまいました。
でも、今回は私も負けじとしつこく聞き返し、なんとか娘から話を聞くことができました。
あのまま娘が2階に上がってしまっていたら、もうその話は聞けなかったでしょう。
『タイミングを逃さない』
本当に大切です。
日々意識して、その手を逃さないようにしないと、いつか子供のほうが手を伸ばすことをしなくなると思うのです。
手を伸ばしてきてくれたときは、すぐにその手を握ってあげられる親に、 何年経ってもなかなかなれません。
そんな自己中心的でわがままな自分に、また気づかせてもらいました。