あっというまに冬休みが終わり、水曜日からまた学校が始まりました。
前日の夜まで
「学校行きたくない。」
と言っていたので、娘が家を出るまでは気を抜けずにいましたが、
強風の中、自転車で登校していきました。
4日ほど前からなんか様子が変になり出した娘。
自宅のトイレ近くのすみっこに電気もつけず座り込み、スマホをいじってみたり、イライラしたり、顔にはニキビが数か所できていました。
「学校が気になりだしたんだなー」
と思っていましたが、私からは何もふれませんでした。
そして3日前になり、
「学校行きたくない」
ぼそっと言いました。
「きたかーっ!」
と思いつつ、冷静を装い
「そうなんだ、行きたくないんだねぇ。
何が一番嫌なのかな?」
「わからない。」
「友達関係かな?学校の雰囲気かな?」
「わからない。けどもう無理、行きたくない。」
と泣き出しました。
「そっかー。どうしようかなぁ。
考えないようにはできないもんねぇ。
どうしたら行きやすくなるかなぁ。」
などと言いながら、ただ側にいてあげること、それしかできませんでした。
その日の夕食のあと、娘の方から切り出してくれました。
「色々考えたんだけどね、私はみんなと仲良くしたいと思うけど、周りがみんなそうじゃないから、それを間に入って争いがないようにしたりとかするのがきついんだと思う。今、どう行動したほうがいいのかをすごく考えなきゃいけなくて、それにも疲れる。」
というのです。
娘のクラスは思ったことを口に出す子が多いようで、たまにグループ同士のケンカみたいなことが起こるそうです。
娘的には、そうなってほしくないから仲の良いグループの子にもたまには注意したりしているようですが、その度が過ぎてもいけないし(そのグループに居づらくなるので)、かと言って何も言わないと、またトラブルが起きてしまうようです。
「〇〇がそんなに一人で頑張らなくてもいいんじゃない?
周りに気を使い過ぎて疲れるでしょ?
ケンカになったら、それはそれで仕方ないよ。」
と言うのですが、娘的にはやはりケンカは避けたいようで、間に入らずにはいられないと言います。
30分ほどでしょうか、2人で色々話をし、なんだかすっきりしたようでした。
結局、
「こうすればいいんだ!」
という答えはでませんでしたが、娘が自分で考え、解決策ではないけど今の自分はこうしかできないと思ったのだと思います。
始業式の翌日、なかなか起きない娘を起こしに行くと、頭が痛すぎて起きれないと言います。
もうこれにも慣れました(笑)
(いやいや本人は本当に痛いのだと思います。)
でも、頭痛で起きられないのも、私は何もしてあげられないのです。
結局、娘自身が
それでも体を起こす
のか、それともあきらめて
「今日は学校休む」とするのか
を決めるしかないのです。
「どうするの?」となるべくおだやかに聞くと、何分までには起きるから、車で学校まで送ってほしいと言います。そして、言ったように起きてきて準備をした娘を学校まで送り届けました。
まだまだ不安定で,不器用だけど、やっぱり成長しているのだと思います。
小学校、中学校と、新学期が始まるたびに、
「今度こそ」起きて登校してくれるかもしれない
そう思っては、その期待どおりにいかず、苛立ったり落ち込んだりしてきました。
でも、それができずに落ち込み、自分の事が嫌いになり、居場所がなくて苦しんでいるのは、その子自身です。
だから、
決して責めることをせず、
その子が自分で起き上がることができるように、
たくさんたくさん愛情を注ぐこと
が大切です。
私はそれができず、ずいぶんと長い間娘を苦しめてきました。
だから、今、その分一生懸命に愛情を注ぐのです。
子供と一緒にいられる時間は長いようで短いですから。