体力よりも『気力』
朝、なかなか起きられなかったり、きついから学校に送ってと言われたときに
体力がないからだよ
と思っていました。
そして夜になると、早く寝て体を休めたほうがいいという想いから
「早く寝なさいよ」
と言ってしまっていました。
でも、よくよく娘の行動を見ていると、早く寝ても翌朝起きられなかったり、遅くても友達と楽しそうに電話してから寝た翌朝は早く起きられたりします。
結局、娘を動かすのは
体力よりも『気力』
なのです。
『気力』がついたら体力をつける
いえ、
『気力』がついたら体力がついてくる
のかもしれません。
『気力』がないから体が動かない
ので体力なんかつくはずがないのです。
私はずっと逆の発想をしていました。
どこかに出かけても、すぐに
「疲れた」
とか
「足が痛い」
と帰りたがる娘に、なんとか体力をつけさせなきゃと思っていたのです。
体力がないから家でごろごろして出かけたがらず、ひきこもってしまうのだと。
中学のときは一度も授業を受けたことがない娘が、高校に入り自転車で登校したり、体育の授業でバスケや水泳、持久走をこなすことができたのは、体力ではなく『気力』のおかげなのです。
でも、気力だけで頑張っていても、やはり体力的にきつくなって休むこともあります。
朝、自転車登校する気力がなくて車で送ってと言うこともあります。
(自転車を積んでいくので帰りはなるべく自転車で帰らせるようにしています)
そしてまた気力を養って頑張る。
そうやって入学からこれまで、なんとかやってこれたのかなと思います。
子供が「疲れた」とか「きつい」と言うときは、その子の『気力』を養うためには何がいいのかを考えてあげることです。
うちの子の場合は、食べることが好きなので、一緒に回転ずしに行ったり、おいしいお菓子を買ってきたり、からあげなどの好きなおかずを作ってあげたりします。他には、好きなマンガを読んだり、大声で歌ったり、友達とオンライゲームを楽しむことでしょうか。
そうやっていると、娘なりに自分の気力が落ちているときの対処法を見つけ、親元を離れても自分でそれに気づきコントロールできるようになると思います。
高校生まではまだ子供です。
親として今できることを。
自分が疲れているとついつい雑な対応をしてしまいますが、その都度反省・・・の繰り返しです。
体力よりも『気力』
私自身も気分があがることを増やしていこうと思います。