子供の要求に応えてばかりいると、子供がわがままになってしまうのではないか?
そしてそれが、学校に行きたくないという
「甘え」
に繫がっているいるのではないか?
そう思ったことはありませんか?
私は、娘が学校に行きしぶり始めた小学4年生のとき、なぜ行きたくないのか明確な理由がわからなかったため、
朝起きるのが嫌なのでは?
寒い中、歩いて行くのが嫌なのでは?
と、単なる娘の「甘え」からきているのではと思った時期がありました。
「みんなだって眠いし寒いけど我慢して行ってるんだから、あなたも甘えないで頑張らないといけないでしょ」
といった感じです。
そして、その「甘え」は私が「甘やかし」てきたからだと思いました。
でも、それから数年たった今、登校できなかったのは娘のわがままではなく、また私の甘やかしのせいでもなかったのだと思います。
要因は色々あると思いますが、一つに、私が娘の発する
「甘え」に応えていなかった
⇒「甘やかし」ていなかった
ということがあります。
育児関係の記事を読むと、子供は小さい頃に親などに甘えることができないと、心の発達に障害が生じたり、自立がうまくできなかったりすることがあると書かれています。
そして逆に、「甘やかし」はよくないとされていることが多いです。
でも、私は子供が自立するまでは甘やかしてもいいと思うのです。
もちろん、わがままに応えるということではありません。間違ったこと、周りに迷惑をかけるようなことには応える必要はないのです。
前回の記事(兄弟差別)に書きましたが、私は長女のことばかり心配し、小さいころからしっかりもので言いたいことをはっきりと言うことができる次女に対しては心配りができていなかったように思います。
だから、本当は甘えたいのに我慢している次女の気持ちに気づかず、できて当たり前という態度でいつも接していました。
娘から何か頼まれても「自分でできるでしょ?」と言ってしまったり、やってあげたとしてもブツブツ言いながら嫌そうにやったり・・・。
でも今は、
娘の「甘え」にはちゃんと応えよう!
と思ってやっています。
例えば、学校から帰宅するときに疲れたから迎えに来てほしいと連絡があったら、すぐに車で迎えに行きます。
(私が迎えに行けないときは連絡してこないのです)
カラオケに行きたいと言ったら付き合います。
(私もカラオケ好きなので)
どうせやるなら喜んで!
「甘え」に応えるようにしています。
娘が高校を卒業するまでは、しっかりと甘やかしてあげようと思います。
でも、これって難しいことも多々ありますよね。
仕事していたら時間的な余裕がなかったり、体調が悪い時もありますし、他の兄弟との兼ね合いがあったり。
だから、そんなときはちゃんと「今応えられない理由」を伝えたら、子供はわかってくれます。
そのときは怒ったりすねたりするかもしれませんが、ちゃんとわかってくれます。
大切なのは、
「私はあなたの甘えにはできるだけ応えますよ」
というスタンスでいること。
自分の機嫌で応えたり応えなかったりではなく。
そうしていると、次第に「甘え」が減ってきて、その分、たくましく成長していくように思います。
といっても、不登校真っ只中のときは気持ちばかりがあせって、余裕がなくなり、甘えてくる子供に応えられないときもあります。
そんなときは自分を甘やかしてみてください。
たとえば、ずっと行きたかったカフェに行って美味しいものを食べるとか、ずっと欲しかったものを買ってみるとか、親が元気なら実家に帰ってのんびり過ごしてぐちのひとつでもこぼしてみるとか。
そしてまた、気持ちを切り替えて
「甘え」に応えられる親
になりましょう!
その努力はきっと子供にも伝わります。