子供が朝、体調不良をうったえて学校に行きたくないと言ったら
「じゃあ今日は休んでゆっくりしようか!」
と言ってあげてほしいです。そして、じっくり話を聞いたあげられたらと思うのです。
仕事があるのであれば、帰宅してからでもゆっくり聞いてあげたらいいですよね。
夕食は買ってきた惣菜で十分です。その子の好きな物だといいですよね。家事は後回しにして、このときは子供に寄り添う時間を最優先にすべきです。
娘が小学4年生の二学期の終わりくらいから、朝になるとお腹が痛い、頭が痛い、と言い出しました。それを聞いて、私は
ただの体調不良
だと思っていました。
最初のうち、娘は「学校を休みたい」とは言わず、ただ体調の不良だけをうったえました。
なんとかその症状をおさえるべく、トイレに行ったら?とか、頭痛薬飲む?とかしか言っていませんでした。そして、なんとかごまかしながら登校させていました。
よーく子供のことを観察していれば、ただの体調不良なのか心の問題なのか、わかったと思います。でも、私はそれが全くできていませんでした。
この頃、娘はすごく無理をして登校していたのだと思います。
にも書きましたが、久しぶりの日本での生活と中学生活に慣れようと少し不安定になっている長女に遠慮して、私は頑張らないと、と思っていたようです。
でも、本当に疲れはててしまったのでしょう。3学期になると学校を休む日が増えてきました。
そのころ、夜もなかなか眠れないようになってきたので、アロマオイルで足をマッサーシしてあげたりしていましたが、マッサージしながら話してくれたのがスクールカーストのことや男子のことでした。(これも『実は・・・帰国子女です』に書いてます)
こうして書いていると、ますます私がいけなかったのだと気づかされます。
体に不調が出始めたということは、もうその子の限界を超えてしまっているのだと思います。
それなのに無理矢理登校させていたことを、本当に申し訳なく思うのです。
いきしぶりが始まったとき、このタイミングが一番大切です。ここで対処を間違うと、娘のように長い長い不登校のトンネルへと迷い込んでしまうことになります。
知り合いの息子さんが小学6年生のときに、突然、「今日は学校行きたくない」と言ったそうです。それを聞いてその人は、
「よし、じゃあ今日は休みなさい!」
と言ったそうです。
なぜ、理由も聞かずにあっさりとお休みさせたのでしょうか?
「学校で色々あって大変なことはわかっていたから、今は休ませるべきだと思った」
からだそうです。
その方は仕事をしながら資格試験をとる勉強もしていて、とても忙しかったはずです。でも、ちゃんと息子さんのことを見ていたんですね。
その息子さんは翌日から元気に登校したそうです。
きっとその子は、
自分にはちゃんと自分を理解してくれる人がいて、心を休ませる場所があるんだ
そう思ったことでしょう。
私は、我が家は、はたして子供達にとってそのような存在になれているでしょうか?
あれやこれやと、余計な口出しばかりしていることに、今日も反省です。