今だから言いたい‼ 不登校のこと

小4から中3までの5年にわたる娘の不登校。不安、悲しみ、怒り・・・そして感謝。

『サイレントマジョリティー』

 欅坂46

 

 サイレントマジョリティー

  

 

という曲があります。

 

娘が中学の時によく聞いていて、カラオケに行くと私も一緒に歌ったりしていました。

 

 

サイレントマジョリティーの意味は「物言わぬ多数派」(ウィキペディア)だそうです。

 

 

私はこの曲を聞くたびに涙が出るのです。

 

 

歌詞の中に

 

「君は君らしく 生きていく自由があるんだ 大人たちに支配されるな」

  

とあります。

 

 

学校に行き、みんなと同じように授業を受けることを望んでいる自分。

 

がいる反面

 

もっと自由に個性を伸ばしてあげることのほうが大切なのでは?と自問する自分。

 

もいました。

 

 

『君は君らしく』(娘には娘らしく)

 

いてほしいのに、「当たり前」や「普通」にとらわれているのは大人である私自身だと思うのです。

 

『自分らしくいたい』 

 

ともがいている娘を、心の底からの理解をしてあげられない申し訳なさ。

 

列に並び、みんなと同じ方向を向いて歩くことができていれば、こんなに苦しまずにすんだのにと、思うこともありました。

 

 

娘が中学2年のとき、学校に校則があることを極端に嫌がった時期がありました。

 

なんで髪を染めたらだめなの?

なんで髪を結ばないといけないの?

なんでビアスをあけたらだめなの?

なんで制服を着なきゃいけないの?

 

たまに保健室登校する時も、制服を着たくないと私服で行っていました。

 

もちろん思春期だというのもあると思いますが、海外にいるときに、小さい子がピアスをしていたり、学生が学校に行く時もメイクをし、長い髪をなびかせている様子を見てきていたからかもしれません。

 

なんでなんでと問われても、勉強するのに気が散るからじゃない?というようなことしか言えませんでした。

 

そこで、娘はネットで色々検索し、一番納得のいく答えを見つけたようでした。

 

それは、

 

「社会に出たら、ああしなさい、こうしなさいと色々うるさく言うおじさん、おばさんがいるから、校則はそう言われた時のための訓練をするためにある」

 

というような内容でした。

 

 

高校生になった今でも、もちろん校則はあります。制服です。

 

でも、こっそり、少しだけ破りながも、基本的には校則を守っています。

 

 

『自分らしく』いることは、全てが自由ということではありせん。色々なルールがあって社会が成り立っていて、その中で『自分らしく』生きていく。

 

 

最近、この曲を耳にして思ったことは

 

はたして私は『自分らしく』生きているのだろうか?

 

ということでした。

 

娘が不登校の時は、娘ばかりを当てはめて考えていたのですが、今は、私は?と考えます。

 

娘に『自分らしく』生きてほしいと願うのならば、まずは私が『自分らしい』生き方ができるように、『サイレントマジョリティー』にならないようにしたいと思うのです。