今だから言いたい‼ 不登校のこと

小4から中3までの5年にわたる娘の不登校。不安、悲しみ、怒り・・・そして感謝。

心療内科

私が娘の不登校を『認識』してからやっと、評判の良い精神科を探し始めました。

娘が小学5年生になってしばらくたってからでした。

 

娘が男の先生は嫌だと言うのでかなり絞られてはしまったのですが、何か所か予約を取るために電話をかけました。が、どこも1ヶ月から1ヶ月半先でないと予約が取れない状態でした。仕方なく、一つの心療内科に絞り1ヶ月ほど待ってやっと診察の日が来ました。

 

街中のビルの中にある診療所でした。入ると、娘と同じくらいの子供から高校生、大人の方まで数人が待合室で待ってらっしゃいました。

 

名前を呼ばれ診察室に入ると、私よりも少し歳が上だと思われる女医さんでした。

とにかく、娘に対してたくさんの質問をされました。家族構成、その一人一人に対してどう思っているか、など。娘は質問のたびに助けを求めるように私を見ましたが、私は口を挟まないほうがよいと思い、黙っていました。

 

ひととおり質問を終えられたあと先生が言われたのは、娘は母親との結びつきが強すぎる、だけどこのくらいの年齢になると母親から離れ、父親との関係を作っていく必要がある、ということでした。また、母親から離れることで社会にも出ていける、とも言われました。

 

娘は父親に対して怖い、という感情を持っていました。ですが、小さいころから家族で行動することも多く、父親と二人で出かけることも嫌がらなかったので、私から見ていると他の同年代の子よりも父親と仲良くしていると思っていました。

では、どうやって娘と私の強すぎる結びつきを開放し、外に出ていけるようにするのか・・・というところまでは時間がなくてお聞きすることはできませんでした。

 

この日は診察の他、能力テストみたいなものをして帰宅しました。

 

帰りの車の中で、もうあの先生には会いたくない、と娘がいいました。このころから、初めての人に会うことを極端に嫌がり、会ったとしてももう会いたくないと言うことが増えてきていたのです。

私の中でも、子供相手にあの表情で淡々と質問攻めにする診察の仕方に疑問を感じていたので、これ以上は行くのをやめました。

 

ただ、検査結果をいただきに後日私だけ伺いました。能力テストでは、図形の読み取りが少し苦手かなというくらいで特に問題はないと言われました。

 

あとになってわかったことですが、評判だったのはそこの院長先生で、この日娘が診察していただいたのは別の先生だったようです。

 

精神的に不安定になっているので特に難しいと思いますか、相性のよい先生が見つかるまで、あきらめずに探す必要があると思います。

娘がこのあと通院するようになったのは、小児病院にある思春期外来でした。ですが、やはり一度嫌な思いをするとなかなか次に、とは行かなくなりますよね。

思春期外来に行くようになったのは、5年生も終わりに近い2月末でした。