娘が小5のときに、学校で配られた子供に関する相談機関一覧に載っているところに電話をしたことがあります。
一覧には県や市、その他の子供に関する相談ができる機関が25か所ほど載っていました。
その中から、予約制で原則來所相談という市の相談機関に電話をしたのです。
そこは、不登校の子供たちが通って勉強や創作活動、たまには体育館を借りて運動をしたりするフリースクール的な市の施設が入っているビルの一室にあるところでしたので、このまま登校できなかったことも考えてそこを選びました。
電話に出られたのは女性で、声からするとそんなに若くはなさそうでした。
私が娘の現状を話すと、淡々とした口調で
「小児科は受診されましたか?」
とのこと。
私は意味が理解できず、
「いいえ」
と言うと、
「一度、小児科を受診してみてください。
小児科の先生は子供に関する心理学も勉強されているので、色々相談にのってくれると思いますよ。」
と言われました。
「?」
もちろん、小児科で思春期外来があるところもあります。
ですが、普通に病気で通うような小児科は周りは泣いてる小さな子もたくさんいて、診察室が個室になっているわけでもなく、ゆっくり相談できる環境ではないところがほとんどです。
なのに、そんな中でどうやって不登校の相談をしろと言うのでしょうか。
黙っている私に対し続けてかけられた言葉が、
「どうしてもと言われるのであれば予約を受けますが1か月以上先になりますよ。」
でした。
相談窓口の方が、ここに電話をしてくる人がどんな気持ちでいるのかがわからないのでしょうか。
特に電話は顔が見えない分、口調にも気を配るべきだと思います。
言い方にもよると思いますが、
『たらい回し』
だなと感じてしまう対応でした。
もし、私が相談を受けた側でしたら、先に予約が1ヶ月以上先になることを伝え
「間が空いてしまうので、その間、小児科で相談されるのもいいかもしれませんね。」
と伝えます。
怒りと悲しみで心が折れてしまい、
「では結構です」
としか言えず電話を切りました。
このような相談機関は、子供が直接電話をすることもあると思います。
わざわざ電話をかけてくるということは、身近に相談できる大人がいないということかもしれません。
だからこそ、その相談をしっかり受け止めてほしいです。
『たらい回し』
にするような対応はやめてもらいたいです。
そうしないと、
「やっぱり大人は信頼できない」
と思いかねないからです。